梨ばろっこ2024
第3日目 8月18日(日)
-カリッシミ没後350年記念-
最古のオラトリオ「イェフタ」
~イタリア初期バロック声楽作品の魅力~
14:00~
ボルファートとやま2Fチャペル
一般 3,500円
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8月18日(日)
ボルファートとやま2Fチャペル
14:00~:レクチャー
「イェフタとイタリア初期バロックの魅力」
おはなし:福島康晴
15:00~:コンサート
最古のオラトリオ「イェフタ」
イタリア初期バロック声楽作品
独唱と合唱、古楽器アンサンブルによる旧約聖書の物語を題材にした
世界最古のオラトリオ「イェフタ」の演奏と
指揮者によるレクチャー、独唱者によるソロ演奏。
〈出演〉
-指揮&レクチャー-
福島康晴
-独唱-
ソプラノ/ 原謡子 森下泉
メゾ・ソプラノ/森川有紀
テノール/ 富松祐範
バリトン/酒井雄一
-合唱-
ヴォーカル・アンサンブル30
-古楽器アンサンブル-
Vn.丹沢広樹 鈴木崇洋
Vg.折口未桜 阿部真紀子
Or.杉本周介
Cemb.安岡厚子
出演者プロフィール
福島康晴(Fukushima Yasuharu)
指揮・レクチャー
東京音楽大学大学院作曲科修了後バロック音楽に傾倒し、声楽を牧野正人氏に師事する。2006年よりイタリア・ミラノ市立音楽院古楽科にてルネッサンス・ポリフォニーをD.フラテッリ氏の下で学ぶ。これまでに声楽をB.M.カゾーニ、V.マンノの各氏に師事。また、モンテヴェルディ周辺の音楽理論・演奏慣習をR.ジーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)に師事。2009年にミケランジェロ・グランチーニ(1605-60)の論文とコンサートにより、最高点・褒賞付きで修了。2012年に帰国し、イタリア・バロック音楽を中心に演奏する古楽アンサンブル《エクス・ノーヴォ》を立ち上げ、主宰及び指揮者として活動。そのオリジナリティー溢れるプログラミングと質の高い演奏は注目を集め、高い評価を得ている。洗足学園音楽大学非常勤講師。
原謡子(Hara Youko)
ソプラノ
東京学芸大学卒。主に中世、ルネサンス、バロックから古典派の歌曲を中心に演奏活動を行う。グレゴリオ聖歌とパイプオルガンとの交互唱、リュートソングや古楽アンサンブルなどでソリストを務める。また古楽歌唱とJazz演奏家との共演、ケルト民謡を演奏するなど活動の時代やスタイルの幅を広げて活動している。CD「雪下の水音」「鷲の羽音島」「The Scenery of Old Songs」を、草枕社よりCDBook『Selva d’amore]』をリリース。古楽歌唱を花井哲郎氏に学んだほか、故クラウディオ・カヴィーナ氏、ドロン・シュライファー氏らの指導を受ける。古楽・音楽企画運営事務局Musuca Rosetta代表。
森下泉 (Morishita Izumi)
ソプラノ
富山県立呉羽高校音楽コースを経て、愛知県立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。同大学院音楽研究科博士前期課程修了。イタリア・ミラノに留学し、研鑽を積む。オペラでは『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナ、『サンドリヨン』ノエミ、『ダイドーとエネアス』 ベリンダ等を演じ、好評を得る。また、モーツァルト『レクイエム』、ヘンデル『メサイア』等のソプラノ・ソロを務める。現在、北陸を中心に演奏活動、個人・合唱指導等も積極的に行っている。 声楽を京谷みな子、黒崎隆憲、二神二朗、川島幸子、島崎智子、田口道子、 Tiziana Fabbricini、田島茂代、フランス歌曲を太田朋子に師事。
森川有紀 (Morikawa Yuki)
メゾ・ソプラノ
富山市出身。富山大学理学部数学科卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所修了。関定子氏に師事。高校の部活動から合唱で歌うことに親しむ。高校の数学教諭を経て、改めて声楽の道を志した。これまでに「第九」「メサイア」等のアルトソロ、オペラでは「こうもり」オルロフスキー、「トロヴァトーレ」アヅチェーナなど。富山県音楽協会会員、富山県声楽家協会会員、富山県オペラ協会芸術会員、二期会会員。東京都在住。
富松祐範 (Tomimatsu Masanori)
テノール
大学時代に合唱、32歳より声楽の勉強を始める。オペラでは「ラ・ボエーム」パルピニョール、「魔笛」武士/神官、「タンクレディとクロリンダ」タンクレディ、オペレッタ「こうもり」アルフレート等を演じる。ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「雀のミサ」のテノールソリスト務める。おおさわの音楽祭、ジョイントリサイタルに出演。婦中ふれあい館で2回のサロンコンサートを開催。声楽を北村雅彦、田口道子の両氏に指示。富山県声楽家協会会員。
酒井雄一 (Sakai Yuichi)
バリトン
呉羽高校音楽コース、東京藝術大学を経てハーグ王立音楽院古楽声楽科を卒業。声楽を黒崎隆憲、貴堂義晴、永田直美、リタ・ダムス、ヘニー・ディーマーの各氏に、古楽演奏法を木村聡子、ジル・フェルドマン、ペーター・コーイの各氏に師事。これまでにバロックから古典派を中心に数多くのオペラ、オラトリオなどにてソリストを務め、オランダを中心に様々なプロダクションと共演しいずれも高い評価を得ている。
ハーグ在住。富山県オペラ協会、二期会会員。
ヴォーカル・アンサンブル30
合唱
アンサンブル30企画主催の教会コンサートで歌う仲間が集まり2005年に結成。富山市を拠点として活動する古楽器アンサ ンブルユニット「アンサンブル30」の姉妹グループとして活動。古い音楽から新しい発見ができる喜び、古楽器とアンサンブルする楽しさを日々追い求めている。また、古楽を通した多くの出 会いを大切にしながら、バッハ「ミサ曲ロ短調全曲演奏」、ブクステフーデ「我らがイエスの四肢」、 パーセル・オぺラ「ダイドーとエネアス」、モンテヴェルディ・オペラ「オルフェオ」など、さまざまな公演に参加。 代表 ソプラノ水落佐知子。
丹沢広樹 (Tanzawa Hiroki)
バロック・ヴァイオリン
2000年より国内外で演奏、研鑚を積む。2008年「Cembalism」の録音に参加、翌年NHK-FMに収録曲で 生出演。同年「ソナール・カンタンド」での公演が月刊「音楽の友」誌にて『国内の年間コンサートベスト 10』に選ばれ、2010,12年ブレーシャ国際音楽祭に招 聘され演奏。12 年よりピアソラ 5 重奏団を複数主 宰。13 年より鍵盤奏者の杉本周介と八ヶ岳を拠点に古楽プロジェクトを定期的に発信。14 年「ソナ・カン」の初アルバム『ケルティック・バロック』をリリース。2015、17 年『コントラポントのヴェスプロ』の収録 に参加。2016年より横浜市、川崎市の事業を中心に室内楽シリーズ『楽壇の巨匠たち』を企画、発信。 2019 年、宗教曲として初の主催公演『Membra Jesu Nostri』を静岡音楽館 AOI で手掛ける。ルネサンス ~現代のジャンルを超越した奏法を実践する傍ら、幼児教 育から多数のオーケストラの指揮、指導を続ける。http://www.violinistan.com/
鈴木崇洋 (Suzuki Takahiro)
バロック・ヴァイオリン
宮城県出身。愛知県立芸術大学音楽学部卒業。愛知室内オーケストラヴァイオリン奏者。東海バロックプロジェクト、Baken Kammer Solisten、Trio de cloche メンバー。バロックヴァイオリンの使用楽器はDmitry Badiarov氏により製作されたもの。主に愛知県を中心に音楽活動を展開している。富山県ではアンサンブル30のメンバーとして「情熱のテレマン」シリーズ等で精力的に活動中。
折口未桜 (Origuchi Miou)
ヴィオラ・ダ・ガンバ
上野学園大学短期大学部コントラバス専門を卒業後、上野学園大学ヴィオラ・ダ・ガンバ専門3年次へ編入し2015年に卒業。コントラバス、ヴィオラ・ダ・ガンバともに櫻井茂氏に師事。様々なアンサンブルと共演するほか通奏低音奏者としても多くの演奏会で活動している。PRISM consort of viols、アンサンブル30メンバー。現在上野学園楽器研究室に勤務。
杉本周介 (Sugimoto Syusuke)
オルガン
米国、スイスで作曲、チェンバロ、ピアノ、オルガンを学ぶ。16~18世紀の様々な鍵盤楽器を中 心に国内各地で演奏活動を行っている。古楽アンサンブル「コントラポント」、「山梨バッハアカデミー・バロックオーケストラ」その他多数の古楽アンサンブルで通奏低音奏者を務めてきた。バロック音楽がより親しみやすくなる楽しいトークコンサートを多数プロデュースしている。2020年軽井沢の修道院に設置されているオルガンによる CD「定旋律の煌めき」をリリース。2022年書籍「愛の森~十七世紀フィレンツェの愛の歌」を執筆。八ヶ岳の麓に在住。
阿部真紀子 (Abe Makiko)
ヴィオラ・ダ・ガンバ
富山古楽協会会員
安岡厚子 (Yasuoka Atsuko)
チェンバロ
青森県出身。6歳よりピアノを始めてピアノ一筋だったある日、チェンバリスト岡田龍之介氏の演奏に魅了され「四十の手習い」で氏に弟子入りする。凝り性なタチも手伝って、以来、古楽一筋。19年前に古楽ユニット・アンサンブル30を立ち上げ、様々な古楽器演奏家と共演を重ねる。コンサート企画も多数手がけ、アンサンブル30主催「梨ばろっこ」シリーズは富山の古楽コンサートとして親しまれている。富山シティエフエム番組「ほッとする古楽〜梨ばろっこだより」パーソナリティ。番組では地方で活動する古楽器奏者をリレーで紹介中。